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OTC薬の勧め 症例その8「花粉症の薬を飲んでいるけれど、目が痒くて・・・効く目薬が欲しい」
2020-04-13
症例その8「花粉症の薬を飲んでいるけれど、目が痒くて・・・効く目薬が欲しい」
1.来店者(30代男性)から聞き取った情報
*何年も前から、この時期は花粉症の症状が出ている。
*鼻水は飲み薬(アレグラFX)で治まるが、目の痒みがつらい。充血もある(両眼とも)。
*他に気になる症状はない。
*コンタクトレンズはしていない。
*鼻水は飲み薬(アレグラFX)で治まるが、目の痒みがつらい。充血もある(両眼とも)。
*他に気になる症状はない。
*コンタクトレンズはしていない。
2.注意すべき症状
*目に強い痛みがある。
*異物感がある。
*片目のみ症状がある。
*眼症状のみで、鼻症状はない。
*視野狭窄、視力の低下がある。
*目やにがひどい。
このような症状があれば受診勧奨する。
*目に強い痛みがある。
*異物感がある。
*片目のみ症状がある。
*眼症状のみで、鼻症状はない。
*視野狭窄、視力の低下がある。
*目やにがひどい。
このような症状があれば受診勧奨する。
3.どのようなOTC薬を選んだらいいか。
来店者が上記の表に挙げたポイントに当てはまり、アレルギー由来の症状なのか、他の原因によるものなのかはっきりしない場合は、受診勧奨する。
また、明らかに充血していることがわかる場合も受診勧奨することが重要。
男性に尋ねたところ、長年にわたって花粉症であること、他に目立った症状は見られないことから、眼症状はアレルギー性である可能性が高く、OTC薬で対応可能であると考えられる。
痒みに対応した点眼薬は、クロルフェニラミンマレイン酸塩などの抗ヒスタミン成分、クロモグリク酸」ナトリウムやアシタザノラスト水和物といった抗アレルギー成分、これに抗炎症成分を加えた製品があります。
目の痒みがアレルギー性の可能性が高く、また花粉飛散の早期で症状が軽ければ、ノアールPガード点眼液(ペミロラストカリウム、第2類医薬品)、アイフリーコーワAL(アシタザノラスト水和物、第2類医薬品)といった抗アレルギー成分を配合した単味製剤が薦められます。
それよりも痒みや充血が著しい場合は、抗アレルギー成分に抗炎症成分なども配合したエージーアイズアレルカットC(クロモグリク酸・クロルフェニラミン・グリチルリチン酸二カリウム・コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、第2類医薬品)や、高価でもいいという人にはロートアルガードクリニカルショットm(トラニスト・クロルフェニラミン・プラノプロフェン・タウリン、第2類医薬品)などを薦めます。
緑内障患者かどうかの確認と注意、血管収縮作用のある点眼薬の長期の使用については注意をします。
男性はコンタクトレンズを使用していませんでしたが、ソフトコンタクトレンズ使用者の場合は、防腐剤の入っていないロートアルガードコンタクトaや、小児の目の痒みにはロートアルガードこどもクリア(第3類医薬品)などを選ぶといいでしょう。
花粉などを洗い流す目的にはアイボンALD(第3類医薬品)、ウエルウオッシュアイ(第3類医薬品)などがあります。
OTC薬の選択には本人の希望が大切ですが、男性は「アレルギーに良く効くもの」「少しスットタイプ」「値段が高すぎないもの」の希望がありました。
いくつかの製品を提案した結果、マリンアイALG(クロモグリク酸・クロルフェニラミン・グリチル酸、第2類医薬品)を選択しました。
d-ボルネオール、d-カンフルが配合されていて、清涼感がある点も気に入ったようでした。
マリンアイALGは1回1~2滴、1日4~6回点眼。2日ほど点眼して症状が改善しない場合は医療機関を受診するよう伝えました。
(日経ドラッグインフォーメーションより引用しました)
OTC薬の勧め 症例その7「花粉症の飲み薬を買いたいんだけど」
2020-03-11
症例その7「花粉症の飲み薬を買いたいんだけど」
1.来店者(50代男性)から聞き取った情報
*毎年、このくらいの時期から花粉症に悩まされている。
*水っぽい鼻水が垂れてくる。今朝は鼻が詰まっていた。
*今使っている薬は特にない。
*昨年飲んでいた薬は眠くなって仕事にならなかった。時々運転もするので、違う薬が欲しい。
*水っぽい鼻水が垂れてくる。今朝は鼻が詰まっていた。
*今使っている薬は特にない。
*昨年飲んでいた薬は眠くなって仕事にならなかった。時々運転もするので、違う薬が欲しい。
2.注意すべき症状
*鼻詰まりがひどい、呼吸が苦しい。
*鼻血が出やすい。
*色の濃い鼻水が出る。
*顔面の腫れや痛みがある。
*アレルギーなのか鼻かぜなのか原因がはっきりしない。
このような症状があれば受診勧奨する。
3.どのようなOTC薬を選んだらいいか。
スギ花粉の飛散が始まるとこのような来局者が増えます。
花粉症などのアレルギー性鼻炎、風邪による急性鼻炎でOTCを求める場合、慢性的な副鼻腔塩など医療機関での治療が必要な鼻炎もあります。
それらを見逃さないように注意が必要です。
来局者に尋ねたところでは、風邪などの感染症や副鼻腔塩などの炎症を疑わせる色の濃い鼻水、痛みなどの症状は見られず、鼻詰まりも一過的かつ軽症であり、今回は受診勧奨は必要がないと判断されました。
更に基礎疾患の有無などを確認しましたが、現疾患・併用薬などもありませんでした。以上より花粉症によるアレルギー性鼻炎としてOTC薬対応が可能と判断しました。
アレルギー性鼻炎に対するOTC薬には内服薬と外用薬があります。
今回来局者は内服薬を希望しました。
内服薬で主成分となっているのは、抗ヒスタミン薬です。OTC薬においても、医療用と同様に、第1世代抗ヒスタミン薬と第2世代抗ヒスタミンがあります。
第1世代に比べ眠気を生じにくいとされている第2世代抗ヒスタミン薬ですが、鎮静剤で分類すると、ケトチフェンなどの鎮静性の成分と、フェキソフェナジン塩酸塩などの非鎮静性の成分が混在しているため、これらを区別したで提案する必要があります。
第2世代抗ヒスタミン薬単味のスイッチOTCで、眠気や口渇といった副作用が少ないとされる、アレグラFX(フェキソフェナジン塩酸塩、第2類医薬品)やクラリチンEX(ロラタジン、第1類医薬品)がまず薦められます。
これらの薬で効き目がいまいちであったり、鼻詰まりが特につらいという人には、即効性が期待できるパブロン鼻炎カプセルSα(塩酸プソイドエフェドリン・マレイン酸カルビノキサシン、指定第2類医薬品)や新コンタック600プラス(プソイドエフェドリン塩酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩、指定第2類医薬品)などでしょう。
ただし、新コンタック600プラスはプソイドエフェドリンの交感神経刺激作用のため、高血圧や糖尿病、甲状腺機能障害などの患者さんには禁忌となるので確認が必要です。
来局者が副作用が極力すくないものを希望であれば、小青竜湯などが薦められます。来局者はクラリチンEXを選択しました。
(日経ドラッグインフォーメーションより引用しました)
OTC薬の勧め 症例その6「生理痛に効く痛み止めが欲しいです」
2020-02-18
症例その6「生理痛に効く痛み止めが欲しいです」
1.来店者から聞き取った情報
*下腹部痛は起き上がれないほどではないが、仕事に集中できない程度。
*痛みに程度はいつもと同じくらい。
*生理中で少しおなかが緩いが、他に気になる症状はない。
*つらい時(生理中に2日程度)は、市販の鎮痛薬を服用して痛みを和らげている。
*下腹部痛は起き上がれないほどではないが、仕事に集中できない程度。
*痛みに程度はいつもと同じくらい。
*生理中で少しおなかが緩いが、他に気になる症状はない。
*つらい時(生理中に2日程度)は、市販の鎮痛薬を服用して痛みを和らげている。
2.注意すべき症状
*生活に支障が生じるほどの強い痛みがある、あるいは徐々に悪化している。
*普段と違う不規則な出血や多量の出血がある。
*血の塊がみられる。
*鎮痛薬が効かない。
*下腹部痛以外の症状(頭痛や吐き気、めまいなど)伴う。
*月経周期でないときにも下腹部痛や腰痛がある。
3.基本情報
*15歳以上、妊娠・授乳なし。
*現病歴・既往歴:なし。
*副作用歴・アレルギー歴:なし。
*併用薬・サプリメント:なし。
*胃腸は弱くない。
*車の運転(+)休日にときどき。
4.どのようなOTC薬を選んだらいいか。
月経痛に対する薬剤としては、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)、アセトアミノフェン、漢方薬などが挙げられますが、NSAIDsが使用可能であれば、最初に選択する薬です。
これは、月経痛が、子宮内膜で生産されるプロスタグランジンなどによる子宮筋の過収縮が原因で起こることが多く、その場合はプロスタグランジン合成阻作用があるNSAIDsが有効であるからです。
来店者の女性からは「速く効く薬が欲しい」「漢方薬より鎮痛薬の方が効きそう」「仕事中眠くなりにくいものがよい」という要望が聞かれました。
そこで、1つ目の薬として「エルペインコーワー(指定第2類医薬品)」を紹介しました。
この薬は、子宮への移行性に優れるとされるイブプロフェンに加え、子宮の過収縮を抑えるブチルスコポラミン臭化物を配合し、「生理痛専用薬」をうたっています。
特に軟便を伴う下腹部痛に適しており、来店者の症状にも合うと考えられます。眠くなる成分も含みません。
ただし、服用後の乗り物・機械類の運転操作は禁じられています。
2つ目は、「ロキソニンSプラス(第1類医薬品)」です。
医療用と同量のロキソプロフェンナトリウム水和物に加え、胃を保護する酸化マグネシウムを配合しており、眠気も出ません。
3っ目は、「リングルアイビー錠α200(指定第2類医薬品)」です。
イブプロフェンの単味製剤で、医療用と同様、1日最大600mgまで服用できます。
女性は、服用しても運転に支障がないこと、これまで服薬で胃があれた経験はないことなどから、リングルアイビー錠α200を購入しました。
OTC薬の勧め 症例その5 「イブAを買いに来ました」
2020-01-11
症例その5「イブAを買いに来ました」
1.来店者(20代男性)から聞き取った情報
*昔から片頭痛がある。
*ここ1年以上はほぼ毎日、イブAを飲んでいる。
*昔から片頭痛がある。
*ここ1年以上はほぼ毎日、イブAを飲んでいる。
最初は1日1回だったが、次第に回数が増え、今は1日3回服用している。
*イブA以外の薬は効かないから嫌だ。
*朝起きた時から頭痛や肩凝りを自覚する。
*吐き気やめまいなどはない。
*イブA以外の薬は効かないから嫌だ。
*朝起きた時から頭痛や肩凝りを自覚する。
*吐き気やめまいなどはない。
2.注意すべき症状
*最近、頭部外傷を経験した。
*仕事など作業が継続できないほどの強い痛みや、今までに経験したことがない痛みがある。
*吐き気やめまいがある。
*手足が動かしにくい。
*頭痛が出現する日が多く、頭痛薬を常用している。
*最近、頭部外傷を経験した。
*仕事など作業が継続できないほどの強い痛みや、今までに経験したことがない痛みがある。
*吐き気やめまいがある。
*手足が動かしにくい。
*頭痛が出現する日が多く、頭痛薬を常用している。
などの症状があれば病院を受診したほうがいい。
3.どのようなOTC薬を選んだらいいか
上に挙げた注意すべき症状について確認したところ、重篤な疾患や頭部外傷などはないと考えられました。
上に挙げた注意すべき症状について確認したところ、重篤な疾患や頭部外傷などはないと考えられました。
しかし、男性が頭痛薬を長期間繰り返し服用していることから、薬物乱用頭痛の可能性が心配されました。
薬物乱用頭痛とは、以前から片頭痛などを持っている患者が、薬剤を過度に使用し続けることによって起こる頭痛で、月15日以上の頭痛があること、頭痛治療薬を3か月を超えて定期的に使用していることなどが、国際頭痛分類第3版の診断基準となっています。
特に、入手しやすいOTC薬の服用過多による薬物乱用頭痛は問題視されています。
男性の指定したイブA錠(イブプロフェン・アリルイソプロピルアセチル尿素・無水カフェイン、指定第2類医薬品)のように、複数成分がは配合された鎮痛薬を月10日以上服用していると、薬物乱用頭痛を来している可能性が高くなります。
薬物乱用頭痛は、鎮痛薬の効果が減弱したり、頭痛症状の悪化を来しえるため、男性にも、今効いている薬も今後効かなくなる可能性があること、頭痛が悪化する恐れがあることを説明し、頭痛外来への受診を勧めた。男性も「毎日飲んでいて大丈夫なのかと、薄々不安を感じていた」と話してくれた。そこで、近隣の頭痛外来を探して受診するよう予約を入れた。
代表的な商品名 | 成分 | 分類 | |
複合鎮痛薬
月10日以上の服用で
乱用と判断
|
イブA錠 |
イブプロフェン
アリルイソプロピルアセチル尿素
無水カフェイン
|
指定第2類医薬品 |
バファリンプレミアム |
イブプロフェン
アセトアミノフェン無水カフェイン
アリルイソプロピルアセチル尿素
乾燥水酸化アルミニウムゲル
|
指定第2類医薬品 | |
ロキソニンSプレミアム |
ロキソプロフェンナトリウム水和物
アリルイソプロピルアセチル尿素
無水カフェイン
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
|
第1類医薬品 | |
ナロンエーズT |
イブプロフェン
エテンザミド
ブロモバレリル尿素
無水カフェイン
|
指定第2類医薬品 | |
単一成分の鎮痛薬
月15日以上の服用で
乱用と判断
|
タイレノールA | アセトアミノフェン | 第2類医薬品 |
バイエルアスピリン | アスピリン | 指定第2類医薬品 | |
イブ
イブメルト
|
イブプロフェン | 指定第2類医薬品 | |
ロキソニンS
エキセドリンLOX
|
ロキソプロフェン | 第1類医薬品 |
OTC薬の勧め 症例その4 「咳がつらいです。どの咳止めが効きますか」
2019-12-11
症例その4 「咳がつらいです。どの咳止めが効きますか」
1.来店者から聞き取った情報
*2日ほど前から咳が出るようになった
*今は咳の症状のみ。昨日は痰や鼻水も少し出ていた。
*職場や電車の中で咳が出ると、周りの目が気になる。
*かぜを引いて咳が出ると、市販薬を飲むことがある。
*2日ほど前から咳が出るようになった
*今は咳の症状のみ。昨日は痰や鼻水も少し出ていた。
*職場や電車の中で咳が出ると、周りの目が気になる。
*かぜを引いて咳が出ると、市販薬を飲むことがある。
2.注意すべき症状
*咳が2週間以上続いている。
*発作性の激しい咳を繰り返す。
*呼吸が苦しい。
*色の濃い痰が出る。
*胸痛がある。
*高熱や発疹など他の症状を伴う。
などの症状があれば病院を受診したほうがいい。
*咳が2週間以上続いている。
*発作性の激しい咳を繰り返す。
*呼吸が苦しい。
*色の濃い痰が出る。
*胸痛がある。
*高熱や発疹など他の症状を伴う。
などの症状があれば病院を受診したほうがいい。
3.基本情報
*15歳以上。40代。
*現病歴・既往歴:なし。
*副作用・アレルギー歴:なし。
*併用薬・サプリメント:なし。
*たばこ(-)。
*車の運転(-)。
*15歳以上。40代。
*現病歴・既往歴:なし。
*副作用・アレルギー歴:なし。
*併用薬・サプリメント:なし。
*たばこ(-)。
*車の運転(-)。
4.どのようなOTC薬を選んだらいいか
かぜ症候群による咳などに対処するOTCの鎮咳薬は多種類販売されており、主要な有効成分の一つに、コデインリン酸塩水和物などの中枢性鎮咳成分がありますが、効果が高いために、咳の原因に関わらず症状が抑えられ、本来必要な治療を受けない恐れがあります。
そのため、咳の原因をある程度推定して重大な疾患を見逃さないよう本人から聞き取ることが重要です。
この女性は、咳が長期間続いていたり、胸痛、発疹など他の症状はありませんでした。顔色も普通で、息切れなども見られなく、現状では、肺炎や肺がんといった重篤な疾患の可能性は低いためOTC薬で対処していいと判断しました。
鎮咳去痰薬には、鎮咳成分、交感神経興奮成分、去痰成分、抗ヒスタミン成分などが含まれます。
主な鎮咳成分には、ジヒドロコデインリン酸塩(中枢性麻薬性鎮咳成分)とデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(中枢性非麻薬性鎮咳成分)があります。咳や痰の症状が軽度であれば、気道分泌抑制作用がない中枢性非麻薬性鎮咳薬を選びます。
一方「咳がつらくて眠れない」など、効果の高い鎮咳薬が必要であれば、中枢性麻薬性鎮咳薬を選びます。
中枢性麻薬性鎮咳薬には気道分泌抑制作用があり、痰が絡む咳には適切ではないため、これを主にしている大半の製品には去痰薬が加えられています。
つらい咳の中でも、喘鳴や痰を伴う咳であれば、気管支拡張作用成分(例えば、メトキシフェナミン塩酸塩)を配合したアスクロン(第2類医薬品)や、テオフィリンを配合したミルコデ錠A(第1類医薬品)が選択されるでしょう。
咳というより痰の絡みを改善したい場合は、去痰成分(L-カルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩)を配合したストナ去痰カプセル(第2類医薬品)などを選ぶことになります。
咳症状は、受診を促すべきポイントも多く、OTCによる治療にも注意が必要です。
OTC薬の使用は長くても2週間にとどめることが重要です。
提案したOTC薬は、デキストロメトルファンを配合した新コンタックせき止めダブル持続性(第2類医薬品)、上顎に張り付けて口中で溶かすというユニークなビタスせきトローチ(第2類医薬品)、ジヒドロコデインなどを配合したシロップ剤の新ブロン液エース(指定第2類医薬品、販売は1人1包装、緑内障・呼吸機能障害がないこと)です。
女性は、早く効果が出ることを期待し、飲みやすい新ブロン液エースを選択しました。
(日経ドラッグインフォメーションより引用)